≪ 一絃琴楽風会 ≫

 一絃琴は、たった一本の弦で奏でられる哀愁を帯びながらも凛とした音色をもつ楽器です。
一絃琴は「一つ緒」「須磨琴」「板琴」等と呼ばれております。その歴史は古く、一絃琴が正史に表れるのは、「日本後記」の桓武天皇延暦十八年に記載されています。
 青森県八戸市の是川中居遺跡で出土した縄文晩期の「へら形木製品」は世界最古の弦楽器(縄文琴)とも言われ、弥生時代出土の「琴弾く埴輪像」は原形を残しています。それらを含め、神話に出てくる「板琴」、「神依板」とあるのは一弦琴に近い楽器であると言われています。このように、世界でもその歴史は古く、他の楽器と比べても神話、説話に富み、物語として現在に伝わっています。
○、「奏者」 永川辰男(ながかわたつお)――楽風(らくふう)―― 
・、昭和61年 京都にて一弦琴を学び始める  
・、平成2年 清虚洞一弦琴京都山水会入門
・、平成7年 京都一弦琴保存会常任幹事 
・、平成11年 三重県桑名にて一弦琴楽風会発足 東京、京都、名古屋にて演奏活動

*,,これまで40数年近く各地で演奏活動を行っています。
   

―《 一弦琴の精神 》―

一弦琴は一本であるが故に素朴で質素な楽器です。しかし、一本であるが故に奏者の心の音が弦を通して響くのです。中国の諺に「知音」という言葉がありますが、音はその人の感情思いを表してくれるものです。この一本の弦から弾かれる小鳥の囀り、虫の音、川の流れ等の自然の音は心を清々しくさせてくれます。又、一本の弦から発せられる様々な音色に驚かされると思います。
   
 一弦琴が隆盛を留めたのは江戸時代中期から明治時代初期迄です。そこには復古思想を唱えた公卿、国学者、伊勢神宮神官、勤皇の志士達の存在がありました。それは、「やまとごころ」なる「日本人の和歌のこころ」、たまごころなる「敷島の道」である和歌を唱和する格好の楽器であるという当代では極めて意趣な楽器であったわけです。
 そこで、日本人の「やまとごころ」の精神のなんたるや・・・を現代人に聴いて頂く為に、万葉集、古典の和歌を弾き語ると共に、万葉人が述べた日本人の言葉に宿る言葉の力とは「言霊学トーク」のライブ演奏活動を行っています。
   

《 日本のこころを語る 》
<カムカム公演>
私達「カムカム公演」は一弦琴を始めとして、それぞれの人が持つ特性、芸術性を発表すべく集まって頂き、社会の人々に何か心温まるものを伝えようとして結成された会です。現代の閉塞感のある社会の中においては、人々の中には心を閉ざし、心悩み、心苦しむ人達もおいでになります。神代でもアマテラス大神が岩戸にお隠れになって世の中が暗くなり、悪い気、邪気、病の気がはびこっている神代の世界がありました。その時に陽の気を入れるべくなされた神事がアメノウズメの神楽です。私達は神代に神々から授かった言霊、音霊を現代に表現すべく、皆様の閉ざされたこころの窓を岩戸開きして明るく楽しい生命力あふれる生活の一助として演奏活動を行っております。全国公演しておりますのでよろしくお願いいたします。

《 遥かなる古の響き 》
古代からの古典民族楽器には「弦楽器」としては「一弦琴」。「打楽器」に「太鼓」。篠竹に穴をあけて音を出す「篠笛」。「吹奏楽器」の原型となる「石笛」「土笛」。「石笛」はニホ貝が石に穴をあけてできたもので、海岸を歩いていると足元に転がっている石を見つけることができます。古代の縄文人はその穴に口をつけて、音を楽しんでいたかも知れません。そのような古代の古典楽器による―「遥かなる古への響き」―の演奏活動を行っています。

現代の騒がしい生活の中で、自分をゆっくり見つめ直したい等、精神楽器と言われた哀楚を帯びた一弦の琴の音は自らを浄化し、幽玄の世界へ誘ってくれます。                          
私達は、このように日本の古典文学と関わりの深い一弦琴を一人でも多くの人に聴いて頂く為に演奏活動を行っています。このように歴史の古い一弦琴は国語(古典)、邦楽の歴史、邦楽の授業に最適な事から、演奏の時に講話を行っています。

                電話 0594-21-5921番

○、「これまで演奏」(略歴)  伊勢神宮・近江神宮・平安神宮・若宮八幡神社・結城神社・春日神社・護王神社・東京亀岡八幡宮・東京神田神社・本居宣長ノ宮・京都達磨寺・名古屋願王寺・興福寺・ニューヨークカーネギホール・近江八幡かわらミュージアム・河崎商人館・大垣城ホール・大津能舞台・京都河村能舞台・名古屋音楽大学講演・佐々木信綱記念館・ホテル琵琶湖ラフオーレ・桑名シテイ―ホテル・つちやホテル・鈴鹿サーキットホテル・アソーシアターミナルホテル・グランドホテル市ヶ谷・四日市ギャラリーアジュテイー・哲学の館・ギャラリー遊庵・ギャラリ―花ごよみ・福井千古の家・まどいの館見庵・六華苑・代々木能楽堂・松本記念音楽迎賓館・岐阜古今の家・文化のみち橦木館 その他にも各地・各会場にて演奏