現代人も昔の人も身体に起きる病気は皆同じで、今の症状と変わりません。今のように病院のない時代に、昔の人は病気とどのように向かい合っていたのでしょう。どの様な対症法を行っていたのでしょうか。
神話、古典、民俗学の中から病気との関わりを、現代人の病気と照会して、その対症法をおもしろく、楽しく語るセミナーです。――自らがこれまで忘れていた事等、自らの心の中の何かに気づかされるはずです。セミナーの内容は伝統医学、民俗学、神道学、養生学、民間療法、食養生、暦学、陰陽五行説、数霊学、言霊学等、日本文化の一端を垣間見る内容です。民俗伝承文化としての健康法、予防医学を学ぶと共に日本文化を学ぶ事になります。又、民間療法として家庭医学にも活用できます。
*、セミナーでは、毎回講座ごとに家庭でできる病気の対症法を話しさせて頂きます。
*、開催についての詳細な事はナビ「お知らせ」、「古医道」を検索頂くか、直接お聞きください。

<皆様方の参加をお待ちしています>

[講座内容の例]―――「女性と月の精」―――

月はmoon,メジャーは測る。そのメジャーからメンスの言葉が生まれています。時計のない時代、女性は時を測るメジャーでした。そのメジャーはmoonから生まれた言葉です。月の「ツ」には、集まると言う意味があります。月には人間の精神を左右する大きな月の持つ引力があります。古代の人は夜空に輝く満月に、人間の限りない夢と心を動かす力に、何らか気付いていたのかもしれません。
そして、その力は人間の体に影響しているものであると信じていました。そこから、人間の体に肉月をつけて、体の各部を漢字で表しました。このように女性と月とは、関わりが深いものがあります。
当日は、家庭でできる生理痛、月経不順の対症法を話しさせて頂きます。

 

 第1回 「古医道の起こりと歴史」  
 第2回 「古代より伝わる健康法と療法」  
 第3回 「心身療法と予防法」①・・心身症になる原因と対処法
 第4回 「心身療法」②・・「言葉から生まれる心身症」  
 第5回 「心身療法」③・・「言葉による心理」「心理療法」  
 第6回 「心身療法」④・・「呼吸法による心身療法」  
 第7回 「心身療法と精神衛生法」⑤  
 第8回 「民俗学」①「女性と月の精」・・生理と月の関係。生理痛の対処法
 第9回 「民俗学」②「月経と腰巻き」・・桃割れ・赤色の持つ力。腰痛
 第10回 「民俗学」③「月にある不老不死の薬」・・変若水。水の道の養生。
 第11回 「心理学」①「望月と精神状態」「十六夜と性」・・満月の精神状態・不感症の対処法。
 第12回 「心理学」②「月と死生観」・奥都城・槻の木・死の恐怖と安心。常世信仰と高天原
 第13回 「民俗学」④ 「女性の持つ力 妹の力」。女性が持つ治癒力。
 第14回 「数霊」①「三の持つ意味」・・三貴子誕生の意義。目が持つ心理
 第15回 「民俗学」⑤ 「ホト」の意義・・ホは神の拠り所。ホドーホゾ・ホドークド・ホネ・ホホ。九粗五汁の排泄作用
 第16回 「民俗学」⑥「ボケ」ホケ・・放気・呆気(ボケは気が放れる事)忘れる事は許される事。ボケる事により死の恐怖から解放される。ボケ封じ。
 第17回 「民俗学」⑦「タナ」タナアテ・タナソエ(手当療法)・タナツモノ=食事。タナココロ=手当。タナ=棚。食べ物を供える処。ミクラダナノ神=天照大神
 第18回 「心理学」③「天のミカ星-夜は考えない」ハレとケの時間。夜は交感神経が活発になる。夕方以降の叱責はストレスのダメージが大きい。
 第19回 「民俗学」⑧「ボボとホホとホウヅキ」古代の堕胎法
 第20回 「発声法」①「体のツボと音のツボ」ツは集まる意。ホは神宿る意。主音とツボ。
 第21回 「心理学」④「ヤヌスの神」人間の持つ両面性。善神悪神。飛鳥時代築造の石像。ローマ時代の出入り口と扉の神。入口の神から物事の初めの神とされる。1月の守護神(janyuaryの語源、ヤヌスの月)過去と未来の間に立つ神との説もある。
 第22回 「言霊学」①・・ア・タマとオ、シリ。イー中。ウー下腹部。エー胸エヘン。
 第23回 「神道学」①「祓い」祓い・払い・除い・掃い・攘いの持つ意。
 第24回 「呼吸法」①「ミイブキと気」キとミの働き。
 第25回 「物理学」①「体の仕組みと植物」酸素と二酸化炭素の共存共生。
 第26回 「呼吸法」②「健康は血液の浄化から